ecoおそうじ術~その②基本編
ゴールデンウィーク中日、快晴。
そして暑いです!
どこかに行きたくてウズウズしてますが、
ここは我慢です。。
なので前回の入門編に引き続き、お家おそうじをしていこうと思います。
今回は、「ecoおそうじ術~その②基本編」
#汚れと洗剤には相性がある
家庭の汚れは「酸性」のものと「アルカリ性」のものに分解できます。
「酸性」の汚れには「アルカリ性洗剤」、
「アルカリ性」の汚れには「酸性」の洗剤を使うことで
たいていの汚れをおとすことができます。
「酸性」の汚れとは、
油汚れ、タバコのヤニ汚れ、身体からでる汚れ、湯垢、
生ゴミなどの腐敗臭です。
これらには、重曹や過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)の「アルカリ性」洗剤が
効きます。
「アルカリ性」の汚れとは、
水垢、アンモニア臭、石鹸カスで、
クエン酸の「酸性」洗剤が効果的です。
#そもそも酸性・アルカリ性って??
洗剤が水に溶けて、水溶液の状態になったとき、その水溶液の状態を指して
酸性、アルカリ性といいます。
酸性のものには酸味があり、柑橘果汁、食酢など身近に多く存在します。
アルカリ性のものには苦味があり、手で触るとヌルヌルするのが特徴です。
また、酸やアルカリの強さを表すのがph値。
酸性洗剤にはクエン酸のみですが、
アルカリ性の洗剤には重曹、過炭酸ナトリウムの2種類があり、
それぞれph値も異なります。
でははじめに、「重曹」です。
「炭酸水素ナトリウム」や「重炭酸ソーダ」とも呼ばれ、
弱アルカリ性洗剤です。
ふくらし粉など食用にも使われていて、安全性が高く、自然界にも
存在する物質なので、環境にも優しい洗剤です。
また、濃度に注意すれば2度拭きが不要ですので
手間が省け、広範囲のお掃除にもってこいです。
重曹はクレンザーの代わりとしてこびりついた汚れやカビなどを落とせます。
また、腐敗臭などの嫌な臭いも酸性なので、
臭いに気になる部分の洗浄に重曹粉末を使うということもいいですね!
ただ、古く固くなった油汚れを洗浄する力は強くなく、
トイレのアンモニア臭などのアルカリ性の消臭には向いてません。
→→実際にやってみました!
IHの焦げ付きがきになったので、試してみました。
アップするとこんな感じです。
う〜ん、汚れてますねー。
ここに重曹をかけて、
ちょっと水をたして
しばらく放置。
そしてゴシゴシ。
重曹が汚れを吸い取ってくれてる感があります。
そして!!
きれいにとれましたー!!
気分もスッキリ。
今回は直接汚れにふりかけましたが、
重曹の基本的な使い方をご紹介します。
<粉のまま>
コップなどにこびりついた茶渋や鍋底の焦げは直接振りかけて
スポンジなどでこするときれいに落ちます。
食器は重曹を溶かした湯につけておくと、食器洗いが楽に。
また、シンクのヌメリや油汚れなどは、重曹をまぶしてスポンジで洗います。
<水に溶かして>
コンロの軽い油汚れは重曹水を浸したマイクロファイバークロスで拭き取ります。
窓の外側は重曹水をスプレーして、水切りスクイージー(前回のブログの中のお掃除グッズを参照してください)で拭き取ります。
※重曹水の作り方※
水200mlに対して、重曹小さじ1/2。
水には溶けにくいので40℃のお湯だと溶けやすくなります。
重曹Q&A
Q.使っては行けない場所は?
→A.アルミ素材や大理石、天然石、畳は変色する可能性があるので
NGです。また、漆器やプラスチックなど、やわらかい素材は傷がつきやすいため、
粉末のままは避けてください。(重曹水ならOKです)
Q.食用の重曹はお掃除に使える??
→A.使えます。お掃除だけにつかうなら、工業用で充分です。
Q.保管方法は??
→A.湿気を吸うと固まることがあるので、密閉容器にいれ、
冷暗所での保管をおすすめします。
ではまた次回!
次回は「さらに使える重曹とその効果」です。
shimaoka