社長ブログ

一級建築士は本当に安心できるのか?

セミナー等で分譲住宅と注文住宅の違いを聞かれることがあります。

もちろん大きく違うのは価格ですが、

分譲会社が注文住宅もできますと言ってスタートしている会社を見かけます。

 

私は全国の工務店の社長さんと話す機会が多くあるのですが、

お話して感じるのは、分譲会社と注文住宅を行っている会社さんは

表向きは注文住宅と言っていますが中身は分譲と変わらない会社さんが本当に多いという現実です。

注文住宅と言う言葉には全く定義がありません。

今日から注文住宅をはじめましたと言えば注文住宅工務店になります。

評論家と同じかもしれません。

問題はこの理由です。

それは簡単です。

『単価を上げたいから』です。

注文と言えば価格を上げられると思っている会社が多いことです。

ここで重要なのは、

かけるコストを上げてお客様からいただく費用が上がるのではなく

注文住宅と言う言葉で価格を上げているところですね。

注文住宅と言う家はそう簡単に今日から始めました、で出来るものではありません。

一年間にいつくかの会社が弊社を訪問しに来られます。

その多くは今まで分譲住宅をしていてこれから注文住宅を単価アップの為に

やりたいんですがという会社さんが多いですが、外壁の選べる種類を

増やしたり、フローリングの種類を増やしたりすることが

注文住宅と思っている人が本当に多いですね。

全く違います。

一番の課題は設計士です。

分譲住宅や規格の家で慣れてしまっているとお客様の要望に対して

まず面倒くさいと言う気持ちになる設計士が本当に多いということです。

そして住宅商品は無数にある中で日頃から決まった商品ばかりしかみていなければ

視野の狭い提案になってしまうことです。

しかしお施主様も始めての家づくりですから、設計士の差がわからないのです。

同じ時に同じ家を同じ図面で造ったとしても

設計士で全く違う家になると言うことです。

図面が同じであれば同じ家になると思っている人が多いでしょうね。

もしそうであれば設計事務所はいらないかもしれませんね。

もし皆さんが分譲会社でも注文住宅で家を建てられるのであれば

設計士さんと話してみることが重要ですね。

そして、一級建築士だから、二級建築士だから、は関係ないですね。

どれだけ注文住宅の業界を経験したかが重要ですね。

経歴を聞いているのもいいかもしれませんね。

大切な家づくりですから。

もちろん、私たちにも聞いてみてください!